「クレジットカードの手数料」を知ることにより、クレジットカード会社がどのようなカラクリで儲けているのかが分ります。一般消費者にとって分りにくいクレジットカードの手数料についてご説明いたします。
クレジットカードを使用する際、年会費無料、入会金無料でなぜ、クレジットカード会社の経営が成り立つのか?それは簡単です。加盟店、つまり利用した店から徴収しているのです。
クレジットカードの手数料は一般的に消費者が支払うものではなく、加盟店が支払っており、買い物をした金額の5%~7%程が店からの手数料としてカード会社に入ります。年会費、入会金がかかるクレジットカードの場合は消費者もクレジットカードの利用手数料を支払っていることになります。
店側にとっても手数料を支払ってでも加盟店になりたい理由があります。それは支払い窓口を広くして「サービスや物をもっと売りたい」という気持ちです。
クレジットカードでなら購入しようという人を逃さないためにも加盟店のメリットがあります。たまにクレジットカードで購入する際、店から消費者に手数料を請求する店もありますが本末転倒です。
ただ、これも泣くに泣けない小売業者の理由があります。小規模の場合、店としてはクレジットカード加盟店であることを示すカードブランドのステッカーをを店の入り口、店内に掲示して支払い窓口の広さをアピールするために加盟店になりたいのですが、手数料はクレジット会社と販売店の取引実績、深耕度合いに応じて決められており小規模の店の場合は不利です。
クレジット会社の営業担当者は加盟店の商品の平均単価、月商、クレジット決済利用率の予想などでお互いに収益が出るように計算され手数料率を決定しています。しかしながら予想に反して売り上げが伸びなかったなどの理由により、クレジットで販売することにより、赤字になる可能性も否定できず手数料として上乗せしている場合もあるのです。
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